BABY & KIDS

イヤイヤ期を乗り切る!おすすめ絵本25選

イヤイヤ期を迎えたお子さまに手を焼いているママさんも多いのではないでしょうか。そんなイヤイヤ期の救世主として人気の絵本をご紹介します。

りん

イヤイヤ期におすすめ! 王道絵本5選

まずは、とにかくなんでも「イヤイヤ」に効果があるという絵本5選をご紹介します。

「いやだ いやだ」せなけいこ作・絵/福音館書店

イヤイヤ期の子どもを持つママのお助けバイブル的な1冊。なんでもすぐに、「いやだいやだ」というルルちゃん。「それならママも、ぬいぐるみのくまちゃんも、お日さまだって、いやだって言っちゃうよ。そしたら、どうするの?」と問いかけます。ちぎり絵の挿絵がやさしく、ちょっと不思議な雰囲気をつくり出します。

「おばけのやだもん」ひらのゆきこ/教育画劇

だだっこが大好きなおばけの「やだもん」は、イヤイヤしている子を見つけるとぴたっとくっついておばけにしてしまいます。おばけにされるのは嫌だけど、かわいらしい「やだもん」の絵本は何度も読みたくなります。「やだもん」のおかげでイヤイヤが緩和されたとの声も多数です。

「いるよね~!こんなこ」たかいよしかず/主婦の友社

新感覚お悩み解決絵本。表から読むと、子どもたちが「イヤイヤ」するシチュエーションが満載。身に覚えのある「イヤイヤ」のオンパレードに子どもたちはくぎ付けです。裏から読むと、イヤイヤ期の子どもをほめてあげたくなるシーンが満載。イヤイヤ期自体が愛おしくなってしまう1冊です。

「こわくないこわくない」内田麟太郎・著/大島妙子・イラスト/童心社

保育士さんから、何歳児に読み聞かせても反応が良いと評判の1冊。わざと反対のことばかり言うまーくんは、夢の中でおばけと出会うと…おばけとのやりとりが可愛くて心温まるストーリーです。

「ごめんやさい」わたなべあや/ひかりのくに

「ごめんなさい」を言うのが苦手なお子さまにおすすめの1冊。失敗しても隠さずに勇気を出して「ごめんなさい」って言うことが大事なんだなと教えてくれる楽しい絵本です。他にも「ありがとまと」「かたづけやさい」「おやすみやさい」などシリーズで利用するのもおすすめです。

「イヤ!」を減らすきっかけになる絵本たち

子どもは、楽しさを想像できない行動を嫌がるもの。食事やお風呂、歯磨きなど、楽しいイメージがつくようになると、すんなりいくこともあるようです。

ここからは、そんなイメージ作りをお手伝いしてくれる絵本たちを紹介します。

お風呂ギライのお子さまには

「おふろだいすき」松岡亨子・作/林明子・絵/福音館書店

お風呂に入りたくなる楽しい絵本です。可愛いタッチで描かれた動物たちが、つぎつぎとお風呂の中に登場します。こんなこと起こったら楽しいだろうな、とわくわくした気持ちにさせてくれる1冊です。

「わにわにのおふろ」小風さち・文/山口マオ・絵/福音館書店

おふろが大好きなわにのワニワニ。見た目はリアルなわになのに、やることがとっても愛らしい。このギャップに子どもも大人も夢中になってしまう1冊。おふろタイムが近づいたころに読んであげると、お風呂ギライの子もすんなりお風呂に向かってくれると評判です。

「もりのおふろ」西村敏雄/福音館書店

動物好きなお子さまにぴったりの1冊。動物たちが楽しそうにお風呂に入っている様子をみて、お風呂に入りたくなっちゃうお子さま続出です。「ごしごし しゅっしゅ」と一緒に声に出して読むととっても楽しい参加型の絵本です。

なかなか寝付けないお子さまには

「ねないこ だれだ」せなけいこ/福音館書店

子どもたちにとって、おばけはちょっとコワイけど、なんだか興味がある存在。怖いもの見たさで魅了されている絵本です。愛嬌のあるおばけのイラストが怖さをやわらげつつも、「おばけの時間にまだ遊んでいる子は、おばけになってとんでいけ」と大きなおばけに手をとられて、ぐんぐんお空につれていかれてしまうラストシーン。「これを読んでから、お子さまがすんなり夜眠るようになった」とママの評判も高いです。

「おやすみ、ぼく」アンドリュー ダッド・文/冨山房

おやすみ前のひとときに、親子でスキンシップを楽しみながら優しい気持ちで入眠できる1冊。寝る前に興奮していても、これを読むと落ち着いて優しい気持ちで眠ることができるとの口コミ多数。ママ自身もお子さまをより一層愛おしく感じることができると評判の1冊です。

「おやすみなさい」新井洋行/童心社

くまさんに、ねずみさんに、ねこさん…つぎつぎに出てくる可愛い動物たちにお布団をかけてあげるしかけ絵本。それまで眠らずに遊んでいたどうぶつさんたちが、おふとんをかけてあげるとスヤスヤ眠ります。「お布団をかけると、子どもが真似してスヤスヤ眠るようになった」との口コミも多い1冊です。

歯みがきが苦手なお子さまには

「はみがき れっしゃ しゅっぱつしんこう」くぼまちこ/アリス館

歯磨き嫌いのたっくんのお口に「はみがきれっしゃ」がやってきます。お口の中をしゅっしゅっしゅ。前の歯も奥の歯もきれいに歯磨きしていきます。「はみがきを自分からするようになった」「お口を開くようになった」「はみがき嫌いは直らなかったけど、絵本は大好きになった」など、効果はさまざまのようですが、歯磨き嫌いのお子さまに試す価値はあり◎

「ノンタン はみがきはーみー」キヨノサチコ/偕成社

保育園や幼稚園でも絶大な人気を誇るノンタンシリーズの1冊です。ノンタンと動物たちが、リズミカルに楽しそうには歯磨きする様子に、思わず真似をするお子さま続出です。

「はみがきあそび」きむらゆういち/偕成社

歯磨きボランティアの方々による読み聞かせでも人気の絵本。遊びながらはみがき習慣を身につけるしかけ絵本です。お子さまと一緒にしかけを開け閉めする楽しみもあります。

トイレが苦手なお子さまには

「うんちがぼとん おむつにさよならのおはなし」 アロナ フランケル/ アリス館

イスラエルの絵本作家が描いた世界で愛されている赤ちゃん絵本。しつけ絵本と構えることなく、可愛らしいお話で、何回も読んでいるうちに自然におまるでうんちすることが楽しくなりそうです。

「みんな うんち」五味太郎/福音館書店

世界中で読まれている傑作絵本。大きなぞうさんに、小さなネズミさん。おさかなに、とりさん、人間のうんちがユーモアいっぱいに描かれています。「いきものは たべるから みんな うんちをするんだね」という大事なテーマが込めらたロングセラーの1冊です。

「うんちっち」 ステファニー ブレイク/あすなろ書房

フランスのロングセラー絵本。保育士さんが読んであげると、必ず子どもたちが大爆笑する1冊と評判です。読み終わった後は、子どもたちの「うんちっちー」の大合唱になるとか。
楽しい気持ちでトイレに行けるようになりそうです。

お片付けが苦手なお子さまには

「ななちゃんのおかたづけ」 つがねちかこ・著/鈴木尚子・監修/赤ちゃんとママ社

お話の中で「おかたづけのしくみ」を教えてくれる絵本。ななちゃんがお片付けしていく様子に心が温まります。お片付けを子どもに教える難しさを感じているママさんの救世主となる1冊です。

「かたづけしないとどうなるの?」ひらいたろう/あいうえお館

ウルトラマンが大好きなお子さまにおすすめ。おかたづけの大事さを教えてくれるとともに、楽しいストーリーに大笑い。何度も読んで! とせがまれる1冊としても評判です。

朝の登園が苦手なお子さまには

「ようちえん いやや」長谷川義史/童心社

園児たちへの応援歌のような1冊。「ようちえん いやや~」と泣き叫ぶ子どもたち。理由はいろいろあるようですが…よくある朝の光景に、保育園・幼稚園に行きたくないのは自分だけじゃないんだ、と気づかせてくれます。大笑いして読んだ後は、保育園や幼稚園がきっと好きになっているはず。

「あーんあん」せなけいこ/福音館書店

保育園に行くのはそれなりに楽しいけど、ママが行っちゃうのはさびしい! という気持ちがストレートに表れています。「あーんあん」とぼくが泣くと、おともだちもみんなつられて泣き出して、色とりどりのおさかなさんになっちゃいます。ママと離れる不安でいっぱいの子どもたちの心を優しく受け止めてくれるお話です。

お着替えが苦手なお子さまには

「どうすればいいのかな?」わたなべしげお・著/おおともやすお・絵/福音館書店

子どもたちにとって身近な日常を描いた、くまくんシリーズの中の1冊。くまくんが自分で洋服を着ようと奮闘する姿が描かれています。可愛らしいくまくんの様子と心地よいことばのリズム。「どうすればいいのかな~」と言いながら自分でおきがえしてみたくなるユーモアあふれるお話です。

「ペネロペ ひとりでふくをきる」アングットマン/岩崎書店

世界中の子どもたちが大好きな「ペネロペ」のおはなし絵本シリーズの中の1冊。ペネロペが早起きして一人で服を着るのに挑戦します。シャツ首の穴に一生懸命顔を通そうとするペネロペの姿が、「あるある! 」と共感できます。

食べ物の好き嫌いが多いお子さまには

「とうふさんがね」とよたかずひこ/童心社

可愛らしいとうふさんが「たっぷん たっぷん よいしょ よいしょ」と登場します。内容はとてもシンプル。親しみやすいイラストと、繰り返される心地よいリズムの言葉に、おとうふが大好きになっちゃうことでしょう。他にも「なっとうさんがね」「とまとさんがね」「いちごさんがね」…とたくさんのシリーズがあるので、お子さまが苦手な食べ物を選んで読んであげるのもいいかもしれませんね。

「ぜったいたべないからね」ローレン チャイルド・著/フレーベル館

お野菜が苦手なお子さまにおすすめ。好き嫌いが激しい妹とそのお兄ちゃんのお話です。二人の掛け合いがなんとも微笑ましく、へんてこな名前をつけて、あの手この手でお野菜を食べさせちゃいます。自分でもへんてこな名前をつけてお野菜を食べたくなっちゃう。子どもも大人も読んでいて楽しい気分にさせてくれます。

おわりに

親にとっては悩ましい「イヤイヤ期」。でも子どもの成長にとっては必要な大事な時期でもあります。

絵本が必ずしもイヤイヤ期のお悩みを解決するとは限りません。でも、きっとそんな時期を楽しく乗り切る味方になってくれることでしょう。

お子さまが安心して自分らしく育っていくためにも、ぜひ素敵な絵本を探してみてくださいね。


サムネイル画像:PIXTA

▼あなたにおすすめの記事