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3歳にぴったりの絵本って?人気おすすめ15選

3歳のお子さまにはどんな絵本を読んであげたらいいでしょう? 現役保育士さんのおすすめや口コミで人気の高い絵本をご紹介します。心も身体もぐ〜んと成長する3歳ならではの、ストーリー展開や主人公の気持ちを想像する体験をさせてあげたいですね。

通園し始めたお子さまにおすすめ

同年代のおともだちとの交流も増えてくる3歳。おともだちと遊ぶ楽しさや、相手の気持ちを想像する経験を絵本でも体験していきたい時期にぴったりの絵本を紹介します。

「くれよんのくろくん」なかやみわ / 童心社

くれよんくんたちを主人公に、助け合うこと、認め合うことの喜びを描くストーリー。ページをめくるたびに、色が増えていき、最後にはくれよんの特色を生かした絵遊びが登場します。お絵描きの好きな子も、そうでない子も、きっと真似したくなるはず。繰り返し飽きずに読んでくれるとも評判です。

「そらまめくんのベッド」なかやみわ / 福音館書店

子どもたちに大人気のそらまめくんが大活躍する絵本。わかりやすいストーリーの中で、そらまめくんの心の成長が描かれていて、ほっこりした気持ちにさせてくれます。色も形もかわいらしく、たくさんのおまめたちが登場するのも魅力的。保育園や幼稚園でも常に1軍絵本として人気を誇っています。

「14ひきのぴくにっく」いわむらかずお / 童心社

14ひきシリーズはどの絵本も子どもたちは大好き! この絵本は、春のひざしのまぶしい日に14ひきがおべんとうをもって小川にぴくにっくに行くお話。ページのすみずみまで植物や動物が丁寧に描かれて、まるで図鑑のよう。絵の中に色々な発見があるので、読むたびに自分で新しいストーリーを広げていけそうな1冊です。遠足の前に読んであげるのもおすすめです。

絵本を読み始めたお子さまにおすすめ

今まであまり絵本に触れていなかったというお子さまも、通園するようになるとたくさんの絵本と出会うようになります。おうちでも、シンプルで楽しい絵本から読み聞かせてあげましょう。

「しろくまのパンツ」tupera tupera / ブロンズ新社

読み聞かせに最高の1冊と評判。表紙のしろくまくんのパンツを脱がせることができるしかけになっており、「ぱんつを脱がせてからお読みください」という何ともユーモラスなセリフからはじまります。ページをめくるたびに子どもたちは大盛り上がり。動物たちの表情や、短いセンテンスが子ども心を鷲掴みにする1冊です。

「たんじょうびおめでとう(こぐまちゃんえほん)」/ わかやまけん こぐま社

3歳の誕生日に送りたい本ナンバーワンの1冊。こぐまちゃんの3歳のお誕生日の1日を描いています。もう3歳だよ、という自信と誇りでいっぱいのこぐまちゃんと、すてきなお誕生日プレゼントに、お子さまもわくわくした気持ちでページをめくることでしょう。

「キャベツくん」長新太 / 文研出版

シュールだけど、どこかほのぼのとした癖になる絵本。保育園や幼稚園での読み聞かせでも人気の1冊です。ページをめくるたびに面白い絵がでてきて子どもたちが大笑いするシリーズ。この世界は読んでみないと体験できない! とのレビュー続出です。

本格的に絵本を楽しめるようになったお子さまにおすすめ

お子さまによっては、簡単なストーリーを追って楽しめるようになり、本格的に絵本の世界に入り込んでいく子も。知識欲や好奇心も増えていくこの時期、絵本を通してどんどん伸ばしてあげましょう。人気の作品はシリーズものになっていることが多いのでおすすめです。

「ぐるんぱのようちえん」西内ミナミ 作 堀内誠一 絵 / 福音館書店

ひとりぼっちのぞう「ぐるんぱ」が社会の中で自分の役に立つ道を探す物語。たくさん失敗するけれど、そのどれもがのちのち役に立ってきます。無駄な経験なんてひとつもないんだよ、と教えてくれる深い絵本。小さなお子さまにはそこまでの意味が伝わらなくても、可愛らしい絵とすてきなハッピーエンドに夢中になりますよ。

「だるまちゃんとてんぐちゃん」加古さとし / 福音館書店

子どもも大人も大好きな「だるまちゃんシリーズ」の中でも代表作といえる1冊。おともだちのてんぐちゃんと同じものに憧れるだるまちゃん。家族みんなでだるまちゃんを素敵なアイデアで応援します。ユーモアあふれるストーリーと登場するたくさんの楽しいものが子どもたちを魅了します。シリーズで読みたくなるお話です。

「おおきなかぶ」A.トルストイ 作 佐藤忠良 絵 内田莉莎子 訳 / 福音館書店

ロシアの代表的な民話で、日本でも言わずと知れた名作。リズミカルで簡潔なフレーズとユーモラスなストーリーが、何度も読みたくなるようです。保育園や幼稚園のお遊戯にもよく使われるお話としても有名です。

「ぐりとぐら」中川李枝子 作 大村百合子 絵 / 福音館書店

50年以上世界各国で愛される野ネズミの「ぐり」と「ぐら」のお話。ママさんたちも幼少時代、あの大きなカステラに夢中になった方も多いのではないでしょうか。文字数も多すぎず、少なすぎず。子どもたちの発想力を引き延ばしてくれる永遠のロングセラーです。シリーズで読みたい名作です。

「すてきな3にんぐみ」トミー・アンゲラー著 いまえよしとも 訳 / 偕成社

何歳になっても読みたい本として評判です。独特な言い回しは3歳の子には少し難しいかもしれませんが、ちょっと説明を加えてあげれば理解できます。なんといってもチャーミングな3にんぐみが大好きになっちゃうこどもたちが続出です。

「からすのパン屋さん」加古さとし / 偕成社

「大人になってから、また読みたくなって自分用に購入しました」「子どもの頃から20年以上大事にもっています」などの声が多い名作。80種以上描かれたパンのページは圧巻です。また、たくさん出てくるカラスもそれぞれ表情が違って、読むたびに発見があるのも、ずっと愛されている理由のひとつかもしれませんね。他のシリーズも高い評価を得ています。

「しゅっぱつしんこう」山本忠敬 / 福音館書店

電車が好きなお子さまにぴったりな1冊。出てくる電車は古いですが、細かいところまでリアルに描かれていて,子どもたちには新鮮に映るようです。電車を乗り継いで田舎に行くわくわくした気持ちも絵本を通して体験できます。

ちょっと困った「クセ」に悩んでいるお子さまに

指しゃぶりや、爪噛み、鼻の穴をほじるなど、お子さまの癖に悩まれるママさんも少なくありません。やめさせたいけれど、なかなかうまくいかない。先輩ママさんや保育士さんも頼っている、癖を直してくれるかもしれない絵本をご紹介します。

「ゆびたこ」くせさなえ / ポプラ社

お子さまの指しゃぶりでお悩みのママにおすすめ。この本を読んでから指しゃぶりや爪噛みが治ったとのレビュー多数。保育士さんも読み聞かせで利用されているようです。

「なっちゃうかもよ」斉藤多加子 / PHP研究所

ゆびしゃぶりに爪噛み、鼻ほじり。子どもたちがやめられない癖がたくさん出てきます。楽しいような怖いようなストーリー。お子さまの癖にお悩みのママさんたちに楽しくやめさせるためのしつけ絵本として人気が高いです。


いかがでしたか? 数ある絵本の中からお子さんにあった絵本を選ぶのは大変かもしれませんが、お子さまが大人になってもずっと好きで大切にしたくなるお話がきっとあるはず。ご紹介した絵本たちも参考にしていただけたら幸いです。お子さまの一生ものになるような素敵な絵本と出会えますように。

ライター:りんりんママ
画像:PIXTA(商品画像を除く)