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「家の中なら安全」はNG!お留守番で気をつけるべきこと
小さなお子さまのお留守番には最新の注意が必要です。家の中、家の周りはつい「安全だろう」と思われがち。しかし実は、自宅周辺での事故や事件は多く発生しています。留守番ができる目安や注意点、気をつけることをご紹介します。
留守番中や自宅周辺でも油断大敵!
お子さまだけの留守番中に火災発生、ベランダからの落下事故、また、犯罪被害においても、自宅のすぐそばで声をかけられた…などのケースがあるのです。
留守番は、最低限の判断力や行動力が身についてから
そもそも小さなお子さまが、自分の力だけで自分の身を守ることには限界があります。大人がそばにいることが何よりも安全なことです。
留守番ができる年齢は、お子さまによっても差があると思いますが、最低限の判断力や行動力が身に付いていなければ難しいでしょう。しかし、家族のあり方や暮らし方が多様化する中、お子さまが一人で留守番をしなければならない機会も増えています。どうしても留守番をさせざるを得ない状況があることも現実なのです。
では、小さなお子さまが留守番をするとき、どんなことに気をつけるべきなのでしょうか。
留守番のときの安全対策
・室内の扉で指を挟まないようにする
・ベランダに足をかけられるものを置かない
・お風呂や洗濯機の水は抜いておく
・非常食を用意しておく
・火を使わない、インターホンに出ないなどルールを可視化
・危険な家電製品のコンセントを抜く
・保護者との連絡手段を用意する
・緊急時の連絡先や逃げ込む場所のリストを作る
など
お子さまが一人で玄関の外、ベランダの外に出ないよう、鍵をしっかりかけましょう。鍵をいじれないようにカバーをかける、手が届かないところに補助鍵をつけることもおすすめです。
また、バスタブや洗濯機に溜まった水による事故も発生しています。留守番のときは必ず水を抜いておいてください。扇風機やアイロンなど、誤ってスイッチがついたら危険なものは、コンセントから抜いておきます。
火を使わない、インターホンに出ないなど安全のためのルールも確認し、紙に書いておきましょう。お子さまがいつでも目に入る場所に置いておくといいですね。
また、留守番中に保護者と連絡が取れるように、携帯電話やキッズフォンを用意しておくことも大切です。また、災害や事故で家から逃げなければならなくなったときのため、逃げ込める場所も確認しておきましょう。お子さまが行ったことのある場所、よく知っている場所がよいでしょう。
留守番に必要なちから
2. 飲み物を取り出して飲める
3. 軽食、おやつなどを取り出して食べる
4. 電気をつける
5. エアコンをつける
6. 保護者と連絡が取れる
7. 保護者以外の誰かに助けを求められる
たとえ短時間の留守番の予定でも、保護者が外出中に災害や不慮の事故に巻き込まれるなど、すぐに家に帰れなくなる可能性があります。万が一に備え、一人で排泄する、飲食できるように準備しておきましょう。
また、留守番中に保護者と連絡が取れることはもちろん、保護者がすぐに帰れないときのために他の誰かに助けを求める練習も不可欠です。親族等の頼れる人へ電話をかける、警備会社につながる通報ボタンを押すなど、外部への連絡方法も確認しておきましょう。
留守番は、小さなお子さまにとっては、大きなチャレンジ。すぐに身に付くことではありません。普段から保護者がすべてお世話するばかりでなく、自分で飲み物を取る、電気をつけてみるなど、少しずつできることを増やしてあげられるといいですね。
画像:PIXTA