PREGNANCY
【出生届の書き方】提出先や期限、間違ってしまったときの対処法
赤ちゃんが生まれたら提出する「出生届」。これを元に戸籍が作られます。赤ちゃんが正式に家族とみられる証ですね。出生届の書き方や提出期限、提出方法、記入間違いをしたときの対処法などの基礎知識をご紹介します。
▼目次
出生届ってどうして必要なの?
出生届(しゅっしょうとどけ・しゅっせいとどけ)は、生まれた赤ちゃんの名前を戸籍登録をするための書類です。役所に提出し、不備がなければ受理されます。受理された赤ちゃんは、法律的に家族の一員として認められます。
戸籍ができると、市区町村役所より乳幼児医療費受給資格証や児童手当、保険証などが与えられます。医療費や地域からのサポートが受けられるので、必ず届け出ましょう。
出生届の入手方法と提出先
出生届はいつでも市役所で手に入ります。その他にも妊婦向け雑誌の付録についていたり、地域の母親学級で配られたりします。中にはかわいくプリントされている出生届もありますよ♪
出生届の提出先は、市区町村役所や役場の戸籍課です。提出できる役所(役場)はいくつか条件があります。
・届出人の所在地(居住地のほか、里帰り先の一時滞在地も含む)
・父または母の本籍地
・子どもの出生地
この中から都合の良い役所を選びましょう。
出生届を提出する前に気を付けておくこと
出生届を提出する上でいくつか守らなければならない決まりがあります。確認しておきましょう。
提出期限を守ろう
国内なら出生(生まれた日)から14日以内に役所へ提出。
海外なら出生から3ヶ月以内に大使館または総領事館へ提出。
提出期限を過ぎてしまったら
14日を過ぎても受理はされますが、「戸籍届出期間経過通知書」を提出する必要があります。また、裁判所の判断によっては過料を取られる恐れがあります。
緊急帝王切開になったときなど、書類の準備や提出に時間がかかってしまうかもしれません。できるだけ事前に準備をすませておき、パートナーや家族に提出をお願いしておくと安心です。お子さまの命名も、出産前に決めておくか、候補を考えておくといいかもしれませんね。
出生届と一緒に「出生証明書」が必要
出生届を役所に提出時には「出生証明書」も必要です。医師や助産師に記入してもらいます。忘れずに持っていってくださいね。
必ず印鑑も持っていく
どんなに慎重に記入しても、記入ミスや不備があるかもしれません。書類を訂正するときには印鑑が必要ですので、必ず一緒に持っていきましょう。
出生届の書き方
記入例
空白の部分は自分たちで書かなくても良い部分です。左上から番号順に書く内容や注意ポイントをご紹介します。
①役所に提出する日を記載します。記入日ではないので注意しましょう。
②赤ちゃんの名前は見やすく丁寧に書きましょう。希望していなかった漢字で登録されることを防ぐためにも、楷書で書くのが望ましいでしょう。
③どちらかにチェックをします。
嫡出子:父母が結婚中に生まれた赤ちゃん
嫡出でない子:父母が結婚していない状態で生まれた赤ちゃん
④続柄を書きます。
初めてできた子どもなら「長(男・女)」
二人目なら「二(男・女)」※次男、次女ではありません。
三人目なら「三(男・女)」
⑤生まれた日時を記入します。
出生証明書または母子手帳を確認し、正確な時刻を記入しましょう。
⑥赤ちゃんが生まれた住所を書きます。
多くの方は産院や病院ですので、自宅ではなく、出産場所の施設の住所を書きましょう。下段、施設の名称欄には「○○クリニック」など病院などの名称を記入します。
⑦都道府県名から記入します。世帯主名は「赤ちゃんの入る世帯の代表者」を記入。父母どちらかの代表者です。保険証と同じ方になります。
世帯主との続き柄は、世帯主が「父母」のどちらかなら「子」。祖父母なら「子の子」にチェックを入れます。
⑧父母の氏名、生年月日、満年齢を記入します。
和暦や西暦のチェックボックスがない場合は、「平成」や「昭和」などを記入します。アルファベットなど省略するのでなく、正確に書きましょう。
⑨本籍地を記入します。住所とは異なる場合が多いので、正しい本籍地を確認してから書きましょう。分からない場合は役所で問い合わせます。
⑩父母が同居し始めた日と結婚式を挙げた日を比較し、早い方を日付を記入します。
⑪出産時、世帯を主に支えている人の仕事に1番近い内容にチェックを入れます。
⑫国勢調査のある年度に出生届を提出する場合のみ記入します。判断が難しい場合は、空白のまま役所に持っていってもOK。記入の必要があるかどうか役所のスタッフに聞いてみるといいでしょう。
⑬空白のままでOKです。
⑭第一優先順位として「父母」があたります。特別な理由がない場合は、父母のどちらかが届け出るようにしましょう。届出人が自筆でフルネームを書き、印鑑を押します。
もし父母がどうしても届け出せない場合は委任状を書きます。その場合も父または母の署名と押印が必要です。
⑮連絡先を記入します。不備があったときなどに担当者から連絡が入ります。必ず記入しましょう。
⑯余白に届出人と同じ捨印を押します。
記入するのは消えない黒ボールペンで
記入には黒ボールペンを使用します。消えるペンはNGですのでご注意ください。
記入ミスをしてしまったら
もし記入中に間違ってしまったら、間違えた箇所に二本線を引き、その上から押印をします。修正液を使うのはNGです。
まとめ
出産届は産んだその日から提出ができます。赤ちゃんが病気になった場合など、早めに保険証や児童手当を取得できていると安心です。産後は慣れない子育てでなにかと忙しいですもの。妊娠中の時間にゆとりがあるときに、必要な書類の書き方や提出場所を確認しておくといいですよ。
サムネイル:mits / PIXTA
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海外なら出生から3ヶ月以内に大使館または総領事館へ提出。
14日を過ぎても受理はされますが、「戸籍届出期間経過通知書」を提出する必要があります。また、裁判所の判断によっては過料を取られる恐れがあります。
緊急帝王切開になったときなど、書類の準備や提出に時間がかかってしまうかもしれません。できるだけ事前に準備をすませておき、パートナーや家族に提出をお願いしておくと安心です。お子さまの命名も、出産前に決めておくか、候補を考えておくといいかもしれませんね。
出生届と一緒に「出生証明書」が必要
出生届を役所に提出時には「出生証明書」も必要です。医師や助産師に記入してもらいます。忘れずに持っていってくださいね。
必ず印鑑も持っていく
どんなに慎重に記入しても、記入ミスや不備があるかもしれません。書類を訂正するときには印鑑が必要ですので、必ず一緒に持っていきましょう。
出生届の書き方
記入例
空白の部分は自分たちで書かなくても良い部分です。左上から番号順に書く内容や注意ポイントをご紹介します。
①役所に提出する日を記載します。記入日ではないので注意しましょう。
②赤ちゃんの名前は見やすく丁寧に書きましょう。希望していなかった漢字で登録されることを防ぐためにも、楷書で書くのが望ましいでしょう。
③どちらかにチェックをします。
嫡出子:父母が結婚中に生まれた赤ちゃん
嫡出でない子:父母が結婚していない状態で生まれた赤ちゃん
④続柄を書きます。
初めてできた子どもなら「長(男・女)」
二人目なら「二(男・女)」※次男、次女ではありません。
三人目なら「三(男・女)」
⑤生まれた日時を記入します。
出生証明書または母子手帳を確認し、正確な時刻を記入しましょう。
⑥赤ちゃんが生まれた住所を書きます。
多くの方は産院や病院ですので、自宅ではなく、出産場所の施設の住所を書きましょう。下段、施設の名称欄には「○○クリニック」など病院などの名称を記入します。
⑦都道府県名から記入します。世帯主名は「赤ちゃんの入る世帯の代表者」を記入。父母どちらかの代表者です。保険証と同じ方になります。
世帯主との続き柄は、世帯主が「父母」のどちらかなら「子」。祖父母なら「子の子」にチェックを入れます。
⑧父母の氏名、生年月日、満年齢を記入します。
和暦や西暦のチェックボックスがない場合は、「平成」や「昭和」などを記入します。アルファベットなど省略するのでなく、正確に書きましょう。
⑨本籍地を記入します。住所とは異なる場合が多いので、正しい本籍地を確認してから書きましょう。分からない場合は役所で問い合わせます。
⑩父母が同居し始めた日と結婚式を挙げた日を比較し、早い方を日付を記入します。
⑪出産時、世帯を主に支えている人の仕事に1番近い内容にチェックを入れます。
⑫国勢調査のある年度に出生届を提出する場合のみ記入します。判断が難しい場合は、空白のまま役所に持っていってもOK。記入の必要があるかどうか役所のスタッフに聞いてみるといいでしょう。
⑬空白のままでOKです。
⑭第一優先順位として「父母」があたります。特別な理由がない場合は、父母のどちらかが届け出るようにしましょう。届出人が自筆でフルネームを書き、印鑑を押します。
もし父母がどうしても届け出せない場合は委任状を書きます。その場合も父または母の署名と押印が必要です。
⑮連絡先を記入します。不備があったときなどに担当者から連絡が入ります。必ず記入しましょう。
⑯余白に届出人と同じ捨印を押します。
記入するのは消えない黒ボールペンで
記入には黒ボールペンを使用します。消えるペンはNGですのでご注意ください。
記入ミスをしてしまったら
もし記入中に間違ってしまったら、間違えた箇所に二本線を引き、その上から押印をします。修正液を使うのはNGです。
まとめ
出産届は産んだその日から提出ができます。赤ちゃんが病気になった場合など、早めに保険証や児童手当を取得できていると安心です。産後は慣れない子育てでなにかと忙しいですもの。妊娠中の時間にゆとりがあるときに、必要な書類の書き方や提出場所を確認しておくといいですよ。
サムネイル:mits / PIXTA
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出生届を役所に提出時には「出生証明書」も必要です。医師や助産師に記入してもらいます。忘れずに持っていってくださいね。
どんなに慎重に記入しても、記入ミスや不備があるかもしれません。書類を訂正するときには印鑑が必要ですので、必ず一緒に持っていきましょう。
出生届の書き方
記入例
空白の部分は自分たちで書かなくても良い部分です。左上から番号順に書く内容や注意ポイントをご紹介します。
①役所に提出する日を記載します。記入日ではないので注意しましょう。
②赤ちゃんの名前は見やすく丁寧に書きましょう。希望していなかった漢字で登録されることを防ぐためにも、楷書で書くのが望ましいでしょう。
③どちらかにチェックをします。
嫡出子:父母が結婚中に生まれた赤ちゃん
嫡出でない子:父母が結婚していない状態で生まれた赤ちゃん
④続柄を書きます。
初めてできた子どもなら「長(男・女)」
二人目なら「二(男・女)」※次男、次女ではありません。
三人目なら「三(男・女)」
⑤生まれた日時を記入します。
出生証明書または母子手帳を確認し、正確な時刻を記入しましょう。
⑥赤ちゃんが生まれた住所を書きます。
多くの方は産院や病院ですので、自宅ではなく、出産場所の施設の住所を書きましょう。下段、施設の名称欄には「○○クリニック」など病院などの名称を記入します。
⑦都道府県名から記入します。世帯主名は「赤ちゃんの入る世帯の代表者」を記入。父母どちらかの代表者です。保険証と同じ方になります。
世帯主との続き柄は、世帯主が「父母」のどちらかなら「子」。祖父母なら「子の子」にチェックを入れます。
⑧父母の氏名、生年月日、満年齢を記入します。
和暦や西暦のチェックボックスがない場合は、「平成」や「昭和」などを記入します。アルファベットなど省略するのでなく、正確に書きましょう。
⑨本籍地を記入します。住所とは異なる場合が多いので、正しい本籍地を確認してから書きましょう。分からない場合は役所で問い合わせます。
⑩父母が同居し始めた日と結婚式を挙げた日を比較し、早い方を日付を記入します。
⑪出産時、世帯を主に支えている人の仕事に1番近い内容にチェックを入れます。
⑫国勢調査のある年度に出生届を提出する場合のみ記入します。判断が難しい場合は、空白のまま役所に持っていってもOK。記入の必要があるかどうか役所のスタッフに聞いてみるといいでしょう。
⑬空白のままでOKです。
⑭第一優先順位として「父母」があたります。特別な理由がない場合は、父母のどちらかが届け出るようにしましょう。届出人が自筆でフルネームを書き、印鑑を押します。
もし父母がどうしても届け出せない場合は委任状を書きます。その場合も父または母の署名と押印が必要です。
⑮連絡先を記入します。不備があったときなどに担当者から連絡が入ります。必ず記入しましょう。
⑯余白に届出人と同じ捨印を押します。
記入するのは消えない黒ボールペンで
記入には黒ボールペンを使用します。消えるペンはNGですのでご注意ください。
記入ミスをしてしまったら
もし記入中に間違ってしまったら、間違えた箇所に二本線を引き、その上から押印をします。修正液を使うのはNGです。
まとめ
出産届は産んだその日から提出ができます。赤ちゃんが病気になった場合など、早めに保険証や児童手当を取得できていると安心です。産後は慣れない子育てでなにかと忙しいですもの。妊娠中の時間にゆとりがあるときに、必要な書類の書き方や提出場所を確認しておくといいですよ。
サムネイル:mits / PIXTA
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①役所に提出する日を記載します。記入日ではないので注意しましょう。
②赤ちゃんの名前は見やすく丁寧に書きましょう。希望していなかった漢字で登録されることを防ぐためにも、楷書で書くのが望ましいでしょう。
③どちらかにチェックをします。
嫡出子:父母が結婚中に生まれた赤ちゃん
嫡出でない子:父母が結婚していない状態で生まれた赤ちゃん
④続柄を書きます。
初めてできた子どもなら「長(男・女)」
二人目なら「二(男・女)」※次男、次女ではありません。
三人目なら「三(男・女)」
⑤生まれた日時を記入します。
出生証明書または母子手帳を確認し、正確な時刻を記入しましょう。
⑥赤ちゃんが生まれた住所を書きます。
多くの方は産院や病院ですので、自宅ではなく、出産場所の施設の住所を書きましょう。下段、施設の名称欄には「○○クリニック」など病院などの名称を記入します。
⑦都道府県名から記入します。世帯主名は「赤ちゃんの入る世帯の代表者」を記入。父母どちらかの代表者です。保険証と同じ方になります。
世帯主との続き柄は、世帯主が「父母」のどちらかなら「子」。祖父母なら「子の子」にチェックを入れます。
⑧父母の氏名、生年月日、満年齢を記入します。
和暦や西暦のチェックボックスがない場合は、「平成」や「昭和」などを記入します。アルファベットなど省略するのでなく、正確に書きましょう。
⑨本籍地を記入します。住所とは異なる場合が多いので、正しい本籍地を確認してから書きましょう。分からない場合は役所で問い合わせます。
⑩父母が同居し始めた日と結婚式を挙げた日を比較し、早い方を日付を記入します。
⑪出産時、世帯を主に支えている人の仕事に1番近い内容にチェックを入れます。
⑫国勢調査のある年度に出生届を提出する場合のみ記入します。判断が難しい場合は、空白のまま役所に持っていってもOK。記入の必要があるかどうか役所のスタッフに聞いてみるといいでしょう。
⑬空白のままでOKです。
⑭第一優先順位として「父母」があたります。特別な理由がない場合は、父母のどちらかが届け出るようにしましょう。届出人が自筆でフルネームを書き、印鑑を押します。
もし父母がどうしても届け出せない場合は委任状を書きます。その場合も父または母の署名と押印が必要です。
⑮連絡先を記入します。不備があったときなどに担当者から連絡が入ります。必ず記入しましょう。
⑯余白に届出人と同じ捨印を押します。
記入には黒ボールペンを使用します。消えるペンはNGですのでご注意ください。
記入ミスをしてしまったら
もし記入中に間違ってしまったら、間違えた箇所に二本線を引き、その上から押印をします。修正液を使うのはNGです。
まとめ
出産届は産んだその日から提出ができます。赤ちゃんが病気になった場合など、早めに保険証や児童手当を取得できていると安心です。産後は慣れない子育てでなにかと忙しいですもの。妊娠中の時間にゆとりがあるときに、必要な書類の書き方や提出場所を確認しておくといいですよ。
サムネイル:mits / PIXTA
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出産届は産んだその日から提出ができます。赤ちゃんが病気になった場合など、早めに保険証や児童手当を取得できていると安心です。産後は慣れない子育てでなにかと忙しいですもの。妊娠中の時間にゆとりがあるときに、必要な書類の書き方や提出場所を確認しておくといいですよ。
サムネイル:mits / PIXTA