MANGA & COLUMN
〈特別編〉子どもの習い事は本人のやる気次第!だけど…
水谷さるころの特別描き下ろし漫画第4弾! 子どもの好きなことや得意なことは伸ばしてあげたいもの。とはいえ習い事をさせるには時間もお金もかかります。水谷家ではどのように習い事をチョイスしたのでしょうか?
息子が好きになったものは…文字!?
「男の子の多くが電車や車、恐竜などに興味を持つ」と聞いていましたが、なんとうちの息子が一番興味を持ったのは「文字」でした!
えーーー?! 乳幼児が、文字に?!
なんて驚きましたが、息子は0歳のころから車よりもナンバープレートが好き。文字を指さして「読んで」といつもおねだりされました。そしてひらがなを読み始めはのは2歳になる前。う〜ん。子どもによっていろんな特性があるんですね。
我が家は早期教育はしない方針です。「いずれは文字を覚えるのだから、焦って教えなくていい」というのがお父さんの考え。しかし、我が子の好きなものは、文字。たまたま「お勉強」っぽいものが息子の好みだったんです。
2歳になったころ息子がお風呂に入るのを嫌がるので、お風呂に楽しく入ってもらおうと「ひらがな表」を貼りました。ひらがなを読めるようになったら飽きてしまったので、次は「カタカナ表」を貼り、その次は「100」までの数字表を貼り…。
そうしているうちに、3歳になるころにはひらがなやカタカナ、数字やローマ字、そして簡単な漢字まで読めるようになっていました。
好奇心を観察し、リクエストに応えてきた
息子がたくさんの文字を読むので「どうやったらそんなふうにできるの?」などとママ友に聞かれるのですが、基本的には親が教育しているわけじゃないんです。息子の好奇心を観察して、リクエストに応えて与え、飽きたら難易度を上げて…という繰り返しをしていたら、周りよりちょっと早く文字が読めるようになったというのが実態です。
電車好きな子は列車の名前をたくさん覚えているし、恐竜が好きな子は恐竜の名前はたくさん覚えている。うちはたまたま「文字」だったんです。ちなみに、お父さんも3歳で自分で本を読んでいたそうなので、遺伝的な特性もかなりあると思います。
親が教え切れない「英語」を習い事としてチョイス
タブレットで文字やアルファベットの動画を見てるうちに、息子が「英語」に興味を持ち始めました。英語を知るのがブームになり、「これは英語でなんていうの?」と聞いてくるんです。
最初は「犬はDOGだよ」なんていうところからスタートしたわけですが、ある日は「ダンゴムシは英語でなんていうの?」なんて聞かれて…。(「roly-poly」「pill-bug」というそうです)
そして何より、「おしっこ いっぱい出た」のような幼児語を英語にするのが難解。翻訳アプリを使ってもよくわかりません。そこで、英語に関しては早々にアウトソーシングすることにしました。まさか、自分が3歳児に英語を習わせる親になるとは思っていなかった…!
習い始めは親子で楽しく英語を学んでいたのですが、半年くらい経つと息子が英語に飽きてしまい、最近はマジメにやってくれません。とはいえ、飽きたからすぐに辞めさせるのも違うなあと思うので、どうするべきか悩んでいます。
「何を習得したか」より、「何が楽しかったか」を大切にしたい
親の願望だけで言うなら、息子には我々夫婦の共通の趣味である「空手」をやってほしいんです。週末に稽古があるときは家族で行って、稽古を見せたりしているのですが今のところ全然興味を持ってくれません(泣)。いつか興味持ってくれるかも…と期待しつつ、まだやらせてはいません。
幼児期の体験は「何を習得したか」よりも「何が楽しかったか」のほうが大事、という説を読んだことがあります。なので我が家では内容よりも「本人が楽しそうにやること」を優先しています。英語も空手も強制はせず、本人が「おもしろそう! やりたい!」と思うように思わせるのが親の努力の方向性かな、と思っています。
親として、息子の興味をさらに伸ばし、より高く飛べるための「跳び箱の踏切台」にみたいになれたらいいなあと思っています。