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【子供の紫外線対策】効果的な日焼け予防は? 日焼け止めはいつから必要?

子供にとって紫外線の浴びすぎは大敵! しかし外遊びも健康やリフレッシュに不可欠。安全な屋外活動のための、紫外線の基礎知識や効果的な対策、子どもの日焼け止めの使い方をご紹介します。

紫外線って身体にどんな影響があるの?

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身体に悪いと言われる紫外線ですが、具体的にどのような影響があるのでしょうか。環境省や気象庁の情報をもとにご紹介します。

紫外線が身体に及ぼす悪影響

紫外線を浴びすぎてしまうと、日焼け、紫外線角膜炎(眼が充血し、激しく痛む)、免疫機能低下などが起こります。

長年にわたって紫外線を浴び続けてしまうと、シワやシミができやすくなり、ときに皮膚ガンや白内障などの病気のリスクが高まります。

子どものうちから帽子や日焼け止めなどで紫外線対策をしておくことが、将来の健康に不可欠です。

度に日光に当たることはメリットも

紫外線は悪い影響ばかりではありません。紫外線に当たると、体内で骨の成長に欠かせないビタミンDが生成されます。

成長期の子どもにとってビタミンDは必須栄養素。食事と日光紫外線からビタミンDを積極的に摂取することが推奨されています。

しかし子どもや赤ちゃんは皮膚が薄く、紫外線の悪影響を受けやすいので、長時間紫外線に当たったり、強い日差しを直接受けたりすることは禁物です。

紫外線を正しく知って、安全に外遊びができるといいですね。

紫外線が強いのはどんなとき?

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紫外線の強さは、場所や季節、時刻などによって変わります。日本の場合は6月〜8月が強く、1日の中では正午がもっとも強くなります。

日本の中でも北部は紫外線が比較的弱く、南部は強いことがわかっています。

子どもや赤ちゃんを守る効果的な紫外線対策

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紫外線の影響を受けやすい子どもたちのためにできる対策はどういったものでしょうか。

1. 紫外線の強い時間帯は屋外に出ない

夏場の日差しの強い10時から14時はできるだけ屋内で過ごすのが鉄則。乳児は9時〜15時を避けるとよいと言われています。

それでも日中に外出しなければならないこともありますよね。そんなときは、次のような対策が有効です。

2. 日かげを利用する

日かげの紫外線量は、日なたの約50%。屋根の下や、木陰などを利用して過ごすと良いでしょう。

3. 帽子をかぶる、日傘を使う

帽子や日傘で直射日光を避けることも有効です。特につばの長い帽子は、紫外線を約20%カットしてくれます。

4. 衣服で覆う

長袖のTシャツや長ズボンを着用するのも効果的。特に効果があるのは、織り目や編み目がしっかりした生地。ただし暑すぎる服はかえって体調を崩すので、心地よい薄手のものを選びましょう。

5. サングラスをかける

メガネをかけられる年齢になったらサングラスの活用もおすすめ。紫外線をカットするタイプをサングラスを適切に使えば、目への紫外線影響を90%カットできます。顔と目にフィットするものを選ぶと◎

6. 日焼け止めを上手に使う

衣類で覆うことのできない部分には、日焼け止めで対応しましょう。子ども用の日焼け止めを上手く使うことで、子どもや赤ちゃんの肌を守れます。

しかし子どもに化粧品を塗ることに抵抗のあるママも少なくないはず。子どもでも安全に使える日焼け止めとはどんなものなのでしょうか。

子ども用日焼け止めの選び方

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日焼け止めとして売られている商品には、「紫外線防止剤」が含まれています。これは「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」の2つの成分に分けられます。

散乱剤は心配の必要のない成分ですが、吸収剤はまれにアレルギー反応を起こす人がいます。

子ども用の日焼け止めには紫外線散乱剤のみ使用されている場合が多いですが、心配な方は含まれている成分をチェックしてから購入するとよいでしょう。

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子どもへの日焼け止めの正しい塗り方

顔に塗る場合、クリームであればパール粒1個分、液体タイプであれば1円硬貨1枚分を手のひらに出します。それを、額、鼻の上、頬、顎にわけて置き、そこからまんべんなく伸ばします。

手足に塗るときは、容器から直接、直線を引くように塗ります。その後、手のひらでらせんを描くように伸ばしていきましょう。顔も手足も、ムラなく均一に塗りのばすのが効果アップのポイント◎


赤ちゃんへの日焼け止めの塗り方は、下記記事でご紹介しています。

今日の紫外線量は? 「UVインデックス」でチェックしよう

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紫外線の強さは日によって変わります。そこで活用したいのが、気象庁が毎日更新している「UVインデックス」。

紫外線が人体に与える影響の大きさを、わかりやすく数値化したものです。

外出を控えるべきなのは、赤色と紫色になっている時間。1時間おきの詳細な状況がわかるので、外出に適した時間帯がわかります。

遠出をするときなど、長時間屋外にいるときには、ぜひチェックしておきたいですね。

紫外線に関するよくあるQ&A

Q. 曇りの日や雨の日も、紫外線対策は必要なの?

A.
快晴のときに比べれば紫外線は弱まりますが、注意は必要。うす曇りの場合は約80〜90%、曇りの場合は約60%、雨の場合は約30%の紫外線が届きます。

雲の間から太陽が見えているときには、雲の中で光が乱反射し、快晴時よりも強い紫外線を浴びることになることも…! 夏場は天候によらず、紫外線対策をした方が安心です。

Q. 冬の紫外線は怖くないよね?

A.
冬は夏の時期に比べて紫外線は弱まります。ただし、雪の上では紫外線が乱反射し、通常の2倍以上の紫外線を浴びることになると言われています。

また、山の上など標高が高い場所では、空気が薄くより強い紫外線が地表に届きます。スキーやスノーボードなどをするときは紫外線対策が必須です。

<参考資料>
環境省の「紫外線 環境保健マニュアル」

気象庁の「オゾン層・紫外線の知識」

サムネイル:fotolia