「怖いと思ったら逃げる」が防犯の基本
自分の身を守る行動の基本は、危険なことから「逃げる」こと。怖いと思ったとき、あやしいな、変だなと思ったとき、できるだけ早く、遠くに逃げることが大切です。
逃げる=助けてくれる人がいるところまで走る
お子さまに「怖いと思ったらすぐに逃げなさい」と伝えているご家庭は多いと思います。しかし、 そもそも“逃げる”とはどういうことなのでしょうか。
逃げるとは、むやみに走ることではありません。あくまで、誰かに助けてもらうために走ることが大切です。ぜひお子さまには「助けてくれる人がいるところまで走るんだよ」と伝えてあげてください。
助けてくれる大人がいる場所を探そう
次に、助けてくれる大人はどういった場所にいるのかを親子で確認していきましょう。
例えば、学校や保育園、幼稚園、児童館、病院、図書館、こども110番の家、店舗など。選ぶポイントは、「困っている人を助ける心の準備ができているか」です。
まず病院や図書館、福祉施設など、公共性の高い施設は「人助けをする」という意識が高いため、逃げ込むのに適していると言えます。また地域に根ざしたクリーニング店や個人商店などもよいでしょう。子どもが逃げ込んだときに「どうしたの?」とすぐに声をかけてもらいやすいはずです。
一方で、たまたまそこに居合わせた通行人は助けを求めるのに適しません。人助けをする心の準備や、時間的な余裕がない可能性が高いからです。
時間帯によって逃げ場所は変わる
時間帯によって、開いているお店、施設は変わってきます。特に夕方以降は空いている場所が限られてきますので要注意。それぞれの時間帯で、助けてくれる人がいる場所を確認しておくと安心です。
助けてくれそうな人がいるかどうかで、歩く道、遊ぶ場所を選んでおくのもいいですね。