BABY & KIDS
うちの子にぴったりの絵本を発見!ママタスfamilyママ会#5
6月18日に開催されたママタスfamilyによるオンラインママ会「chat!chat!chat!」の第5回では、わが家の絵本を持ち寄って発表しあう“絵本シェア会”を開催しました。やっぱり人気の有名絵本や、みんな大好きな仕掛け絵本などが登場して、「その本は知らなかった」「うちの子にも読ませたい!」などの声がぞくぞく。読み聞かせをするタイミングや、気になる絵本の影響力についてもお話しました。
●図鑑から子どもの好きなジャンルが見えてくる!
編集部・たま(2歳のママ):絵本より図鑑のほうが無心に反応するほうで、最初に手に取ったのが『こどもずかん』。動物や果物などいろんなカテゴリーがあって、読んでいるうちに「動物食いつくな」とか「果物好きそうだな」という傾向が見えてきたので、細かいカテゴリーの図鑑や絵本も買い始めました。結果、今は『深海生物大百科』にはまってます!
メロンパンをほっぺたに見立てる、などの意外な発想を親子で楽しめる『わくわくパン』や、穴があいていて次のページでかぶとむしなどが登場する『むしいろいろいろかくれんぼ(これなあに?かたぬきえほん)』もおすすめです。
●ヒット作に限らず、わが子が興味を示す絵本を
編集長・岸辺(高校生のママ):たまさんみたいに、虫が好きとか子どもの興味あるものが絵本だとわかりやすいですよね。ヒット作だからといって響くわけでもないなと感じます。うちの子は、オシャレな絵本もいっぱい買いましたけど、昔話みたいな絵本にすごく反応して。『ふくはうち おにもうち』は、最初の「しくしく泣いていた」を暗記していた息子の幼少期を思い出して、思わず泣いてしまいました(笑)。『りゅうのめのなみだ』は、いわさきちひろさんが絵を手がけている絵本。お腹が痛いって泣き出す時の「おなかがちくちく?」っていうのを息子が覚えて、何度も真似してました。
●公文の推薦図書で言葉覚えにアプローチ
編集部・柴田(2歳のママ):公文の推薦図書一覧を上から順番に読んでいたら、言葉を覚えるのが早かったです。『どんどこ ももんちゃん』は「どんどこ」っていう音がおもしろくて、娘は「どちんっ」とももんちゃんが転ぶところで声を出して笑います。『しろくまちゃんのほっとけーき』はたまごが「われちゃった」のところが楽しいみたい。『きんぎょが にげた』は一緒に金魚を探します。『ねないこだれだ』は眠る前に聞きたいようで、寝かしつけの時にいいですよ。
たま:オノマトペや言葉のシャワーをたくさん聞かせると、話すのが上手になるみたいですね。
●オノマトペや絵のわかりやすさに喜んでくれる!
あすかさん(2歳と生後7ヶ月のママ):『おべんとうバス』は2歳の子が好きで、バスに乗ったら出てくるお弁当を食べる真似をしています。『いない いない ばあ』は有名ですけど、うちの子たちも松谷みよ子さんのあかちゃんの本シリーズが大好き。『じゃあじゃあびりびり』はオノマトペや絵のわかりやすさで2人ともお気に入り。『しましまぐるぐる』は色がはっきりしていて、上の子が赤ちゃんの頃から、2歳になった今でも好きですね。
岸辺:色のコントラストが強い本は、まだ目が見えにくい0歳の子でも読めますよね。
●絵本で楽しくかくれんぼ遊びをしよう
Haruna Kさん(1歳のママ):『うずらちゃんのかくれんぼ』は、かくれんぼしたうずらちゃんを見つけるためのギミックがあって、うちの子は「もういいよ、まあだだよ」っていう音が好きみたい。2歳近くなって言葉をよく吸収するので『はじめてずかん』や『じぶんでよめる いきものずかん』もお気に入り。カラフルで物の名前が入っている本に飛びつきます。ほかに、犬や猫の絵をさわると毛の感じがわかる絵本もよく読んでますね。
●紙をめくる。絵が飛び出す。仕掛け絵本が大好き!
ゆきのさん(生後10ヶ月のママ):『ねてるこ だあれ?』はおふとんをめくるといろんな動物が出てくるポップアップ絵本で、紙をめくるのが楽しいみたいです。『どうぶつ だあれ?』は穴があいていて、ページを開くと動物が出てくる絵本。『ひよこのチャーリー』は大判の絵本から大きく飛び出す仕掛けがあります。とにかく仕掛けが大好きです!
●五感を刺激する絵本は赤ちゃんも大好き
こーさん(生後4ヶ月のママ):まだ本がよくわからないんですけど、『アンパンマンはじめてのことばえほん“わくわく”』っていう英語と日本語の両方が入った言葉絵本はよく見ています。『ハグハグハグ〜ン』という絵本は、動物のふわふわにさわれる仕掛け絵本で、まだ見ることがあまりできないから、さわって遊んでいます。
たま:五感を刺激する絵本は赤ちゃんも大好きですよね。
●音や光に反応して絵本好きになった!
りっちゃんままさん(生後9ヶ月のママ):ベネッセの「こどもちゃれんじ」を受講していて、毎年絵本が届くんです。最初にもらった『タンタンタン』はタンバリンやピアノの音を集めた絵本で、食いつくように見ていますね。最近届いた『きらきらなあに』も、隙間から光が出ていて開くとキラキラが広がって、楽しそうに見ています。アクセサリーにさわりたがるので、光るものが好きなんだと思います。
●ほっぺをなでなで。親子のふれあいの時間に
Kikuiさん(生後5ヶ月のママ):うちも「こどもちゃれんじ」の『タンタンタン』で喜んでくれたので、絵本好きなんだなと思い、他の絵本も集めているところ。『なでて なでて』は『シナぷしゅ』(テレビ東京)で紹介されていたのを真剣に観ていたので購入しました。ワニさんのゴツゴツや、たこさんのニュルニュルを語感で楽しめるんですが、最後の赤ちゃんのほっぺをなでなでするので、読み聞かせだけではなく、ふれあいのためにも読んでいます。
●絵を開いたり、歌いながら読めば親子で楽しい♪
Ayakaさん(1歳、2歳のママ):『ぼうし とったら』は、帽子をとると頭がトゲトゲしていたりして、自分で絵を開くのがお気に入り。『おしくら・まんじゅう』は「おされてぎゅっ」っておしくらまんじゅうをするんですが、私は歌みたいに読んでます。2歳の娘も『はじめてずかん』が好きで、ヒマさえあれば見てますね。絵ではなく写真なのがいいみたいで、物の名前をいろいろ覚えています。
●読み聞かせのタイミングはいつ? 絵本の影響力って?
Kikuiさん:読み聞かせはいつのタイミングでしてますか?
柴田:赤ちゃんの時は寝る前でしたけど、もう2歳なので「読んで」と言われたタイミングで読みます。遊びの一つに読み聞かせを入れているというか。
Haruna K:私も、読みたい本を持ってくるタイミングが基本。でもグズったりうまくいかなかったりで感情がぐちゃぐちゃしている時も「はーいボーナスタイムだよ〜。好きな本、持ってきて。お母さんが読むよ」って感じで、気持ちを切り替えるために絵本を使います。割とすぐに機嫌を直してくれますよ。
Ayaka:絵本ってどんな影響力があるんですか?
たま:子どもに教えたいことを絵本で伝えることもありますね。たとえば、3歳になっても指しゃぶりをやめられなくて、大きなたこがお母さんとお父さんを襲っちゃう『ゆびたこ』って絵本を読んだり。
柴田:1日何冊と決めて義務のように読んでましたけど、結果的に1歳前から言葉を喋り始めたので、読ませていて良かったなと感じてます。
岸辺:言葉が早いとイヤイヤ期の時にお喋りできるから、子どものストレスを抑えられるみたいですね。親の声で話しかけることは子どもの情操教育にもいいって聞きます。まだお喋りできない赤ちゃんや、子どもとお話する内容が浮かばない時も、本を読むことで会話のきっかけになりますよね。自分で読めるようになってからも、小学生中学年くらいまで読み聞かせをするといいみたいですよ。
———絵本をシェアすることで、わが子の好きな絵本の傾向をあらためて確認できたり、「図鑑だけでなく今度は物語の絵本も」「仕掛け絵本は赤ちゃんも楽しめる」など新たな発見がたくさんありました。気軽に使える親子のふれあいツールとして活用できるといいですね。