BABY & KIDS
夜泣き、寝ぐずりどうすればいい?睡眠専門ドクターが徹底解説
【医師監修】お子さまの夜泣き、寝ぐずりに悩んでいませんか? 成長の過程とはわかっていても、パパやママ、お子さま本人も寝不足でストレスが溜まりがち。子供の睡眠問題の原因や対策、対処法を、医師・小児睡眠コンサルタントの森田麻里子先生が解説します。
夜泣きや寝ぐずり、なぜ起きる?
そもそも子どもの睡眠問題は大きく3つに分けられます。
・夜中に何度も目を覚ます
・寝ぐずりがひどい
・起きるのが早すぎる(早朝覚醒)
どれも多くのママやパパを悩ます問題ですが、その原因はたいてい次の2つに絞られます。
原因① 体内時計、生活習慣が整っていない
生後4ヶ月頃までの赤ちゃんは体内時計が完成しておらず、昼夜関わらず目を覚まします。夜間であってもお腹がすくため、数時間おきに起きてしまうのは避けられません。
しかし6ヶ月を過ぎれば、夜通し寝られる子どもが増えてきます。もし9ヶ月を過ぎても夜通し寝られないなら、生活習慣が整っていないことが原因かもしれません。
ぜひ家族みんなで生活習慣を見直してみてください。
原因②「〇〇がないと寝られない」というクセが付いている
生後4ヶ月以降の睡眠サイクルは、浅い眠りと深い眠りをくり返しています。浅い眠りのときには、大人子ども関わらず、一瞬起きてしまうことがよくあります。
このとき、入眠時のクセが付いていると「おっぱいがない!」「抱っこは?」と助けを求めて泣いてしまうことが多いんです。
もし、自分一人で寝付くことができていれば、夜中に目を覚ましてもすぐに自分で眠りに戻ることができますよ。
体内時計と生活習慣を整えるには?
体内時計を整えるカギは「光」! 朝日をしっかり浴びよう
人間の体内時計を整えるには、光が不可欠。朝起きたら日光をしっかりと浴びるのが効果的です。
逆に、夜眠るときにはできる限り暗い環境を作りましょう。ほんの少し明かりが付いているだけで睡眠の質が落ちると言われています。
眠るときは部屋をできるだけ真っ暗に
眠るとき、豆電球や間接照明を付けてはいませんか? もし夜泣きや寝ぐずりに悩んでいるなら、電気はなるべく消してください。おむつ替えや授乳などのお世話のときにだけ、小さな間接照明を付けるといいでしょう。
逆に、朝早く起き過ぎてしまうお子さまは、朝日が部屋に差し込み過ぎているのかもしれません。遮光カーテンを使ったり、カーテンと壁の間をふさいだりなど、工夫してみるといいですよ。
入眠時のクセはどう直す?
「置いたら寝る」の練習をくり返そう
毎日、必ずだっこ寝や添い乳で寝かせているのであれば、少しずつ「置いたら寝る」の練習を始めていきましょう。
どうしても泣いてしまう場合は、落ち着くまで抱っこやおっぱいをあげてもOK。ただし、うとうとし始めたらお布団の上に置きましょう。眠りにつく瞬間にお布団の上にいることが大切です。
1、2週間続ければ、夜泣きがぐんと改善する
もちろん最初はたくさん泣いてしまうでしょう。でも、自分の力で眠ることは自立の一歩。根気強く練習を続けてください。
多くの場合、1週間もすれば睡眠問題がぐんと改善します。2週間も続ければ、ママやパパがお部屋にいなくても一人で眠ることができるようになる子もいますよ。
それでも寝ない! そんなときはどうすれば?
生後3ヶ月くらいまではホワイトノイズ、おくるみがおすすめ
生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃんであれば、ホワイトノイズ、おくるみが有効です。
ホワイトノイズとは、「サー」と聞こえる音で、テレビの砂嵐やドライヤーの音に似ています。この音は赤ちゃんにママの胎内を思い出させると言われ、赤ちゃんのストレスを軽減させ眠りに誘う効果が認められています。
また、おくるみ全身をくるんであげるのも有効。赤ちゃんの反射的な身体の動きを止めることで、眠りやすくしてあげられます。
月齢が大きいなら、大人が部屋から出てしまうのも有効
ホワイトノイズやおくるみが使えない月齢になっていれば、「置いたら寝る」の練習あるのみ。
どうしても泣いてしまうなら、布団においたら大人は部屋から出てしまうのも一つの手です。甘えたくなるママやパパが側にいない方が、かえって早く泣き止んで眠りにつけることがありますよ。
おわりに
お布団の上で寝かせることを「かわいそう」と思う必要はありません。「ママなら夜泣きにだってとことん付き合うべきだ」といったような価値観にもしばられなくていいんです。
自分で寝られる力を身につけることは、子どもの自立の一歩です。「嫌がっても歯磨きをさせた方がいい」と考えるのと同じですね。
それに、夜泣きや寝ぐずりが減って、ママやパパがより楽しく育児ができたら、それは家族みんなのハッピーに繋がるはず。肩の力をぬいて、楽しく育児ができるといいですね。
画像:PIXTA
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しかし6ヶ月を過ぎれば、夜通し寝られる子どもが増えてきます。もし9ヶ月を過ぎても夜通し寝られないなら、生活習慣が整っていないことが原因かもしれません。
ぜひ家族みんなで生活習慣を見直してみてください。
生後4ヶ月以降の睡眠サイクルは、浅い眠りと深い眠りをくり返しています。浅い眠りのときには、大人子ども関わらず、一瞬起きてしまうことがよくあります。
このとき、入眠時のクセが付いていると「おっぱいがない!」「抱っこは?」と助けを求めて泣いてしまうことが多いんです。
もし、自分一人で寝付くことができていれば、夜中に目を覚ましてもすぐに自分で眠りに戻ることができますよ。
体内時計と生活習慣を整えるには?
体内時計を整えるカギは「光」! 朝日をしっかり浴びよう
人間の体内時計を整えるには、光が不可欠。朝起きたら日光をしっかりと浴びるのが効果的です。
逆に、夜眠るときにはできる限り暗い環境を作りましょう。ほんの少し明かりが付いているだけで睡眠の質が落ちると言われています。
眠るときは部屋をできるだけ真っ暗に
眠るとき、豆電球や間接照明を付けてはいませんか? もし夜泣きや寝ぐずりに悩んでいるなら、電気はなるべく消してください。おむつ替えや授乳などのお世話のときにだけ、小さな間接照明を付けるといいでしょう。
逆に、朝早く起き過ぎてしまうお子さまは、朝日が部屋に差し込み過ぎているのかもしれません。遮光カーテンを使ったり、カーテンと壁の間をふさいだりなど、工夫してみるといいですよ。
入眠時のクセはどう直す?
「置いたら寝る」の練習をくり返そう
毎日、必ずだっこ寝や添い乳で寝かせているのであれば、少しずつ「置いたら寝る」の練習を始めていきましょう。
どうしても泣いてしまう場合は、落ち着くまで抱っこやおっぱいをあげてもOK。ただし、うとうとし始めたらお布団の上に置きましょう。眠りにつく瞬間にお布団の上にいることが大切です。
1、2週間続ければ、夜泣きがぐんと改善する
もちろん最初はたくさん泣いてしまうでしょう。でも、自分の力で眠ることは自立の一歩。根気強く練習を続けてください。
多くの場合、1週間もすれば睡眠問題がぐんと改善します。2週間も続ければ、ママやパパがお部屋にいなくても一人で眠ることができるようになる子もいますよ。
それでも寝ない! そんなときはどうすれば?
生後3ヶ月くらいまではホワイトノイズ、おくるみがおすすめ
生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃんであれば、ホワイトノイズ、おくるみが有効です。
ホワイトノイズとは、「サー」と聞こえる音で、テレビの砂嵐やドライヤーの音に似ています。この音は赤ちゃんにママの胎内を思い出させると言われ、赤ちゃんのストレスを軽減させ眠りに誘う効果が認められています。
また、おくるみ全身をくるんであげるのも有効。赤ちゃんの反射的な身体の動きを止めることで、眠りやすくしてあげられます。
月齢が大きいなら、大人が部屋から出てしまうのも有効
ホワイトノイズやおくるみが使えない月齢になっていれば、「置いたら寝る」の練習あるのみ。
どうしても泣いてしまうなら、布団においたら大人は部屋から出てしまうのも一つの手です。甘えたくなるママやパパが側にいない方が、かえって早く泣き止んで眠りにつけることがありますよ。
おわりに
お布団の上で寝かせることを「かわいそう」と思う必要はありません。「ママなら夜泣きにだってとことん付き合うべきだ」といったような価値観にもしばられなくていいんです。
自分で寝られる力を身につけることは、子どもの自立の一歩です。「嫌がっても歯磨きをさせた方がいい」と考えるのと同じですね。
それに、夜泣きや寝ぐずりが減って、ママやパパがより楽しく育児ができたら、それは家族みんなのハッピーに繋がるはず。肩の力をぬいて、楽しく育児ができるといいですね。
画像:PIXTA
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逆に、夜眠るときにはできる限り暗い環境を作りましょう。ほんの少し明かりが付いているだけで睡眠の質が落ちると言われています。
眠るとき、豆電球や間接照明を付けてはいませんか? もし夜泣きや寝ぐずりに悩んでいるなら、電気はなるべく消してください。おむつ替えや授乳などのお世話のときにだけ、小さな間接照明を付けるといいでしょう。
逆に、朝早く起き過ぎてしまうお子さまは、朝日が部屋に差し込み過ぎているのかもしれません。遮光カーテンを使ったり、カーテンと壁の間をふさいだりなど、工夫してみるといいですよ。
入眠時のクセはどう直す?
「置いたら寝る」の練習をくり返そう
毎日、必ずだっこ寝や添い乳で寝かせているのであれば、少しずつ「置いたら寝る」の練習を始めていきましょう。
どうしても泣いてしまう場合は、落ち着くまで抱っこやおっぱいをあげてもOK。ただし、うとうとし始めたらお布団の上に置きましょう。眠りにつく瞬間にお布団の上にいることが大切です。
1、2週間続ければ、夜泣きがぐんと改善する
もちろん最初はたくさん泣いてしまうでしょう。でも、自分の力で眠ることは自立の一歩。根気強く練習を続けてください。
多くの場合、1週間もすれば睡眠問題がぐんと改善します。2週間も続ければ、ママやパパがお部屋にいなくても一人で眠ることができるようになる子もいますよ。
それでも寝ない! そんなときはどうすれば?
生後3ヶ月くらいまではホワイトノイズ、おくるみがおすすめ
生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃんであれば、ホワイトノイズ、おくるみが有効です。
ホワイトノイズとは、「サー」と聞こえる音で、テレビの砂嵐やドライヤーの音に似ています。この音は赤ちゃんにママの胎内を思い出させると言われ、赤ちゃんのストレスを軽減させ眠りに誘う効果が認められています。
また、おくるみ全身をくるんであげるのも有効。赤ちゃんの反射的な身体の動きを止めることで、眠りやすくしてあげられます。
月齢が大きいなら、大人が部屋から出てしまうのも有効
ホワイトノイズやおくるみが使えない月齢になっていれば、「置いたら寝る」の練習あるのみ。
どうしても泣いてしまうなら、布団においたら大人は部屋から出てしまうのも一つの手です。甘えたくなるママやパパが側にいない方が、かえって早く泣き止んで眠りにつけることがありますよ。
おわりに
お布団の上で寝かせることを「かわいそう」と思う必要はありません。「ママなら夜泣きにだってとことん付き合うべきだ」といったような価値観にもしばられなくていいんです。
自分で寝られる力を身につけることは、子どもの自立の一歩です。「嫌がっても歯磨きをさせた方がいい」と考えるのと同じですね。
それに、夜泣きや寝ぐずりが減って、ママやパパがより楽しく育児ができたら、それは家族みんなのハッピーに繋がるはず。肩の力をぬいて、楽しく育児ができるといいですね。
画像:PIXTA
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毎日、必ずだっこ寝や添い乳で寝かせているのであれば、少しずつ「置いたら寝る」の練習を始めていきましょう。
どうしても泣いてしまう場合は、落ち着くまで抱っこやおっぱいをあげてもOK。ただし、うとうとし始めたらお布団の上に置きましょう。眠りにつく瞬間にお布団の上にいることが大切です。
もちろん最初はたくさん泣いてしまうでしょう。でも、自分の力で眠ることは自立の一歩。根気強く練習を続けてください。
多くの場合、1週間もすれば睡眠問題がぐんと改善します。2週間も続ければ、ママやパパがお部屋にいなくても一人で眠ることができるようになる子もいますよ。
それでも寝ない! そんなときはどうすれば?
生後3ヶ月くらいまではホワイトノイズ、おくるみがおすすめ
生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃんであれば、ホワイトノイズ、おくるみが有効です。
ホワイトノイズとは、「サー」と聞こえる音で、テレビの砂嵐やドライヤーの音に似ています。この音は赤ちゃんにママの胎内を思い出させると言われ、赤ちゃんのストレスを軽減させ眠りに誘う効果が認められています。
また、おくるみ全身をくるんであげるのも有効。赤ちゃんの反射的な身体の動きを止めることで、眠りやすくしてあげられます。
月齢が大きいなら、大人が部屋から出てしまうのも有効
ホワイトノイズやおくるみが使えない月齢になっていれば、「置いたら寝る」の練習あるのみ。
どうしても泣いてしまうなら、布団においたら大人は部屋から出てしまうのも一つの手です。甘えたくなるママやパパが側にいない方が、かえって早く泣き止んで眠りにつけることがありますよ。
おわりに
お布団の上で寝かせることを「かわいそう」と思う必要はありません。「ママなら夜泣きにだってとことん付き合うべきだ」といったような価値観にもしばられなくていいんです。
自分で寝られる力を身につけることは、子どもの自立の一歩です。「嫌がっても歯磨きをさせた方がいい」と考えるのと同じですね。
それに、夜泣きや寝ぐずりが減って、ママやパパがより楽しく育児ができたら、それは家族みんなのハッピーに繋がるはず。肩の力をぬいて、楽しく育児ができるといいですね。
画像:PIXTA
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ホワイトノイズとは、「サー」と聞こえる音で、テレビの砂嵐やドライヤーの音に似ています。この音は赤ちゃんにママの胎内を思い出させると言われ、赤ちゃんのストレスを軽減させ眠りに誘う効果が認められています。
また、おくるみ全身をくるんであげるのも有効。赤ちゃんの反射的な身体の動きを止めることで、眠りやすくしてあげられます。
ホワイトノイズやおくるみが使えない月齢になっていれば、「置いたら寝る」の練習あるのみ。
どうしても泣いてしまうなら、布団においたら大人は部屋から出てしまうのも一つの手です。甘えたくなるママやパパが側にいない方が、かえって早く泣き止んで眠りにつけることがありますよ。
おわりに
お布団の上で寝かせることを「かわいそう」と思う必要はありません。「ママなら夜泣きにだってとことん付き合うべきだ」といったような価値観にもしばられなくていいんです。
自分で寝られる力を身につけることは、子どもの自立の一歩です。「嫌がっても歯磨きをさせた方がいい」と考えるのと同じですね。
それに、夜泣きや寝ぐずりが減って、ママやパパがより楽しく育児ができたら、それは家族みんなのハッピーに繋がるはず。肩の力をぬいて、楽しく育児ができるといいですね。
画像:PIXTA