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ムダな支出をなくして貯金を増やすには? 家計の見直しポイントを徹底解説!

毎月、きちんと貯金できていますか? 子育てをしていくうえで、貯金はとても大事です。「なかなか貯金が貯まらない…」とお悩みの方は、一度家計を見直しましょう。無駄遣いしていないつもりでも、実は見直すべき項目がたくさん隠れていることも。今回は、保険などの固定費と食費などの変動費に分けて、家計を見直すコツを解説したいと思います。理想的な家計の割合も紹介しているので、生活のヒントにしてくださいね。

将来のために、貯金はコツコツと

子どもが小さいうちは、あまりお金はかかりません。小学校を公立にするか私立にするかで事情が異なってきますが、お金が本当に必要になってくるのは、だいたい中学入学前後から。

中学受験のため塾代が毎月必要になってきますし、私立中学入学後もそれなりの費用がかかります。

また、中学受験をしなかったとしても、高校受験と進学で出費がかさみます。それを乗り越えたら、今度は大学受験費用、大学の学費、一人暮らしをするのであれば仕送りといった具合に、とにかく出費の嵐!

将来的に教育費で苦労しないためにも、子どもが小さいうちからコツコツと貯金するのがベストなのです。そのためには、今一度家計をきちんと見直しましょう。

平均的な支出ってどのくらい?

家計を見直す前に、まずは平均的な家計を見ていきましょう。

2人以上の勤労者世帯 1ヶ月当たり生活費

2人以上の勤労者世帯の場合、住宅ローンや車のローンなどを除く支出は1ヶ月で28万円程度です。
そのうち、もっとも大きな割合をしめる食費は約7万8,000円です。

住居費が約1万8,000円となっていますが、こちらは住宅ローンを含まないので、ローンを組んでいる世帯を含めるともっと大きな額になると予想されます。

水道光熱費は約2万3,000円、通信費が1万2,000円となっています。

続いて、さらに細かい日常的な支出を紹介します。
家具・家事用品と被服費は両方とも約1万円です。レジャー・教養費は3万1,000円、交通費は約8,000円でした。

家族にかかる保育医療は約1万3,000円、教育費は約2万2,000円です。

その他、理美容や交際費、嗜好品費が合算で5万4,000円程度となっています。

ご自宅の支出と比べていかがでしょうか?
住んでいる地域や子どもの年齢によって違いが出て当然ですが、平均を大きく上回るものがないかチェックしてみましょう。

総務省統計局 家計簿からみたファミリーライフ
http://www.stat.go.jp/data/kakei/family/

固定費を見直すコツ

固定費とは、住宅ローン・保険・NHK受信料など、月ごとに変動しない支出をさします。

出費を抑えるのが難しそうな固定費も、やり方次第で節約が可能。見直しのコツをご紹介するので、参考にしてくださいね。

通信費を減らすには?

通信費とは、携帯代やインターネット代のことです。

改めて、携帯の契約プランを確認してください。オプションをひとつひとつチェックして、不要なものは外しましょう。

また、他社の携帯料金プランと比較して、より安い会社に乗り換えるのも◎ 格安SIMに換えたら、月々の携帯代が半額になったというケースもあるようです。

中には、家族で入ったりインターネットと同時契約したりするとお得になるプランもあるので、探してみてください。

保険料を減らすには?

生命保険も、この機会に見直しましょう。契約プランを確認して、ライフスタイルにそぐわない特約がついていないか考え直してください。

他社と比較すると、同じようなプランなのに、月々の保険料が今より安い場合も。乗り換えも視野に入れて、他社に相談するものいいでしょう。

変動費を見直すコツ

変動費とは、食費や日用品費など、月ごとに変動する支出をさします。

変動費に関しては、日頃から節約を心がけている方も多いと思いますが、さらに支出を抑えるコツを解説しましょう。

被服費を減らすには?

大人とは違って、子どもの服は毎年のように買い替える必要があります。すぐに着れなくなってしまうのに、高いものを買うのはもったいないですよね。

そんな場合は、フリマアプリやオークションサイトを利用しましょう。新品やほとんど着ていない子ども服も多く出品されていますし、なにより安いのが魅力。

着れなくなった子ども服も売却して、家計の足しにしてみてはいかがでしょうか?

レジャー費を減らすには?

土日のたびにお出かけしていると、出費がかさみますよね。駐車場代や交通費だけでなく、外食費や施設利用料など、レジャー費はうっかりしていると、とんでもない額になることも。

せっかくの休みだし、子どもとたくさんお出かけしたいですよね。

レジャー費は、インターネットや情報誌などのクーポンを活用すると、お得になります。「じゃらん」では、旅館やホテルだけでなく、レジャー施設の格安クーポンも配布されています。こまめにチェックして、週末のお出かけ先を決めるのもいいですね。

また「タイムバンク」などのクーポンアプリの活用もおすすめです。飲食代や宿泊代が大幅に安くなるクーポンがたくさんあるので、どんどん使って、レジャー費を節約してください。

食費を減らすには?

食費も、心がけ次第で大きく削減することができます。スーパーに行く回数が多いと、ムダなものまで買ってしまうので、まずは買い物の回数をなるべく抑えましょう。

特売日を狙って、週に1回行くのがおすすめです。買いたいものをあらかじめリストアップして行けば、余計なものも買わなくなりますよ。

また、リーズナブルで良質なものが揃っているプライベートブランドを買うなどして、食材の単価も下げましょう。育ち盛りの子どもがいる場合は、安くて栄養満点な鶏肉の活用をおすすめします。

おすすめの節約レシピ

コスパ満点ボリューム満点! 手羽先煮込み

材料

・手羽先…4本
・大根…1/2本
・ゆで卵…2〜4個
・水…400ml
・ごま油…大さじ1
・醤油…大さじ3〜4
・みりん…大さじ2
・酒…大さじ2
・砂糖…大さじ1

作り方

1. 大根の皮を剥き、輪切りにする
2. 鍋にゆで卵・醤油以外の材料を入れ、沸騰させる
3. ゆで卵・醤油を入れ、落し蓋をして弱火で煮込む
4. 煮汁がほとんどなくなったら完成

手羽先肉は、食べ応えがあるのに安いので、食べ盛りの子どもがいる家庭では重宝すること間違いなし。

鍋に入れて煮込むだけなので、作り方もとても簡単です。

春キャベツとチキンのクリーム煮

材料

・鶏むね肉...2枚
・キャベツ...1/4個
・こしょう...少々
・酒...大さじ1
・片栗粉...大さじ4
・にんにくすりおろし...1かけ
・生クリーム...200ml
・塩...少々
・オリーブオイル...少々

作り方

1. キャベツを食べやすい大きさに切る
2. 鶏むね肉をそぎ切りにする
3. 調味料を加え、片栗粉をまぶす
4. フライパンで焼く
5. 火が通ったら、生クリームとキャベツを加えて煮る
6. 味が染み込んだら完成

安価な鶏むね肉も、調理次第でゴージャスに変身。満腹になるだけでなく、ビタミンやカルシウムも摂取できて、子どもの栄養面も支えてくれます。

家計簿アプリを活用しよう

家計の見直しをするときに大事なのは、収入額と支出額を明確にすること。そのためには、家計簿をつけることをおすすめします。

とはいえ、細かな作業が必要な家計簿は、なかなか面倒なもの。つけていたことはあるけれど、長くは続かなかったという人もいるのでは?

エクセルを使うのも便利ですが、いちいちパソコンを開くのも面倒ですよね。それにカード決済が多いと、支出があやふやになって管理が難しくなることも。

そこでおすすめなのが、家計簿アプリです。「マネーフォワードME」なら、レシートを撮影するだけで家計簿に記録を残せるので、とても便利! クレジットカード、オンラインショップでの買い物情報も自動で取得してくれるので、支出を完全に管理することができます。

気になった方は、ぜひ試してくださいね♪

まとめ

見直すべき家計のポイントは、つかめましたか? 貯金は、日頃の心がけと、小さな積み重ねが大事です。家族の明るい未来のために、今からコツコツと貯蓄をして、大きな出費がきてもドーンと構えていられるようにしておきましょう!